いつまで大企業で消耗してんの?

転職成功までのプロセス、転職エージェントの感想、30代での転職の苦労、キャリア感、大企業から脱出する心構え、その他諸々について書いています。 新卒で専門商社(3年)→財閥系一部上場メーカー(9年)→ベンチャー

自分語り15 カウンセリング

カウンセリングを受けろと言われたが、そこまで重症だという自覚はなかった。どうしようか考えている間に数日が過ぎた。その間もストレスは溜まって行った。

自分なりに考えてベストだと判断した選択を、直接その仕事に関係ない上司から変更しろと言われたことがあった。金曜日の夜に電話がかかってきて、いきなり頭ごなしに否定された。しかも、周りの音を聞いているとどうやら飲んで酔っ払って電話している感じがした。自分なりに考えた判断なので、外野が口を出すなと言えればよかったんだけど、その頃の私は学習性無気力状態だったので、何も言い返せずに、その決定を覆した。その決定を覆すためには多大な労力がかかった。

当時、付き合っていた現嫁と一緒にいる時にその電話がかかって来た。電話を受けた後、悶々として、不本意ながら関係者に変更のお願いの電話をしている私を見て、現嫁がとても心配してくれた。そこで、現嫁に全てを話した。会社で高卒軍団からパワハラを受けていること。ストレス検査の結果、カウンセリングを受けろとメールを受けていることなどなど。

自分の彼女や家族に、仕事場での自分の弱さや追い込まれっぷりを見せるのは、非常に恥ずかしいし悔しい。こういう状況になったことのない人はわからないと思うが。私も自分がそうなるまでわからなかったし、想像もできなかった。

とにかく嫁に全て話して、カウセリングは受けるべきだよねという話なった。次の週に、元鬱で薬を飲んでいた先輩と出張が一緒になった。この先輩とは仲が良かったので思い切って相談して見た。カウンセリングを受けろと言われていること、職場環境が限界だと思っていることなど。

先輩からのアドバイスは、とにかく直属の上司に話して、カウンセリングを受けた方が良いとのことだった。その出張の帰り、上司を呼び出して、相談した。

相談したところ、話してくれて良かったと行って、部門長に相談してくれることになった。同時に私はカウンセリングを受けることにした。

会社が契約しているカウンセリングルームに訪問してカウンセラーと面談した。カウンセラーは少し年上くらいの女性だった。カウンセラーから色々アドバイスをもらえるのかと思っていたけど、ほとんど自分が1人で話していた。仕事の内容、人間関係、何が問題なのかなど。

パワハラを受けててつらいこと。自分に自信が持てなくなっていること。組織変更があって、パワハラの主犯格が上司になることが決まっていることなどを話した。カウンセラーからのアドバイスは、上司に相談して職場環境を変えてもらって、1ヶ月後に様子を見ましょうということになった。パワハラの主犯格の部下になりたくないことは素直に伝えるべきと言われた。

カウンセリングが終わって部門長と面談をした。仕事の負荷を減らしてもらえることになった。部署異動も変更になった。パワハラ主犯格の元ではなく、相談した現上司の部署に異動することになった。現上司の部署は営業ではなく企画的な仕事だったので、たくさん持っていたお客さんを全て手放すことになった。