いつまで大企業で消耗してんの?

転職成功までのプロセス、転職エージェントの感想、30代での転職の苦労、キャリア感、大企業から脱出する心構え、その他諸々について書いています。 新卒で専門商社(3年)→財閥系一部上場メーカー(9年)→ベンチャー

大企業を捨てて良かったこと

転職してそろそろ半年が経過する。

最近感じている転職したメリットとデメリットを描いてみようと思う。

メリット編

固執してたものが大切じゃなかったとわかった

転職する前は、新宿区のマンションに住んで、一部上場企業の丸の内のオフィスで働いていた。これが自分のアイデンティティだと思っていて、これを無くしたら負け組になってしまう、なんてことを思っていた。本当はそんなに大事じゃないことに気づいてたけど、他人からすごいと思われたくて、固執していた。病みかけても、俗物みたいな上司や同僚に嫌気がさしても、それでも捨てちゃいけないと思い込んでいた。

今は地方都市に住んで、前の会社から比べたら1/100くらいの規模のできたばかりの企業で働いている。最初は積み上げてきた地位を捨てるのが怖かったけど、実際住んで働きはじめたら、仕事も生活も以前に比べ物にならないくらい楽しくて、住んでる場所も、会社の規模も、働いている場所も、全部どうでも良かったんだって気がついた。

今は地方の都市部に住んでるけど、本当に何もない田舎に住んでも幸せに暮らせる自信がある。田舎は生活コストが東京とは比べ物にならないくらい安いので、どんな仕事でもある程度生きていけることに気がついた。人生に余裕を持つことができるようになった。

10年先の仕事ができる

仕事では大きなプロジェクトのリーダーを任されている。以前の大企業だと、同じ仕事を任されるまで後10年くらい待たなきゃいけないだろうなという規模感。やる気と実力はあるのに、年功序列で上が詰まっているので、10年くすぶって、文句ばかり言って、40代中盤になってようやく本当の仕事ができる。前の会社はこんな感じだった。

安定してて給料もいいけど、貴重な30代、40代を誰かの命令にしたがって過ごす。私にはこれは耐えきれなかった。今の会社は明日が見えないが、自分たちで自分の未来を切り開いている感があって、毎日エキサイティング。

ストレスが圧倒的になくなった

ストレス軽減ポイントをあげるとキリがないけど、
・仕事にやりがいが生まれた。
・広くて自然のたくさんある家に住んで、生活にもゆとりが生まれた。
・車通勤なので満員電車に揺られなくていい。
・ご飯美味しい。
・大企業にいがちな、出世のために社内営業や社内マウンティングに精を出す輩がいない。
・組織を維持するための仕事とかしなくていい。そんなことにリソースをつぎ込んでる場合じゃない。
こんなとこが全てストレス解消に繋がっている。

自分の大切にするものを追い求めるために環境を変えるのは本当に大事だと思う。
環境を変えることに怖さがあったけど、一度体験してしまうとなんとかなっちゃうってことが実感できる。
面白さを感じない仕事や環境で我慢してたのが一番ストレスになってたんだと思う。

人と比べなくなった

幸福度が上がったからだと思うけど、他人と自分を比べることがなくなった。
他人と自分を比べてしまう人って、不幸な人にしかいないようね。幸福なら別に他人はどうでもいい。みんな幸せになればいいじゃない、って気持ちになる。

前は出世しなければ負けだという思いがあったので、会社とか部署の中で他人の評価を気にしたり、誰かが昇進したのに嫉妬したりしてたんだけど、それがなくなった。

仕事的には社内で競争している余裕がなくて、外と競争しなければ会社がなくなっちゃうかもしれない危機感があるので、目が外にしか向かない。人が少ないので、大企業みたいに同じような仕事をしている人が何人もいるって状況じゃない。自分には自分にしか出来ない仕事があって、オンリーワンの存在になれるので、比較のしようがない。

デメリット

特にない

福利厚生が減ったり、給料が少し減ったりした。けど、生活コストが下がったので手元に残るお金としてはプラスになった。
田舎で生活コストを抑えた方が幸せに生きていけることがわかったので、お金に対する不安も減った。
前はなるべく都内に近いところで家を買おうと思ってたので、とにかく貯金をしなければいけないとの気持ちがあって、いつもお金が足りない気がしていた。今は、田舎で安い家を買った方が幸せになれることがわかったので、将来のお金に対する不安が減った。

じゃあね。