自分語り20 新規事業立ち上げ担当時代
海外営業でのプロジェクトが不発に終わって、社内ニート時代を経て次は新規事業立ち上げ担当になった。
ベンチャー企業とか中小企業を買収して自分たちの事業にしようぜっていうプロジェクトだった。
メンバーは上司が1人と3歳くらい上の先輩が1人、1歳上の先輩が1人。合計4名だった。
新規事業の立ち上げをやったことがある人はわかると思うけど、これって普通の仕事と違ってゴールがないし、やり方も決まってない。だいたい大企業でこういうことやっても、意思決定する人たちも事業立ち上げた人じゃなくて、既存事業をそつなくこなして、失敗しなかったから偉くなった人が多くて、上層部も何をどうやって良いかわかってない。
私たちのチームは、そんな誰も何して良いかわらかないという状況に放り出されて、何やって良いかわからない日々を過ごしていた。リーダーは既存事業で使えなくて、引受先がなくて、とはいえなんか仕事与えなきゃいけないって人で、全くリーダーシップを発揮しなかった。
リーダーは全く何もしない。1日中新聞読んでネタ探しを初めて、窓きわ族の典型みたいな行動を初めてしまった。リーダーがリードしないチームメンバーは何をするかというと何か探さなきゃいけないということで、模索を始めた。とにかく毎日のようにブレストして、アイデアが出たら可能性を検討して、という方法を繰り返した。
リーダーが使えないので、私は自分がリーダーだという意識を持って、上司に課題を与え出した。
自分で面白そうなネタを見つけて、提携候補を見つけて、ビジネスっぽくなってきた時に、自分じゃアイデア出さないけど、業界が長い先輩が
フリーライドしてきて、プロジェクトを横取りされたこともあった。
一番むずかしい、ゼロからイチを生み出すことを放棄して、私が苦労して見つけたゼロのタネを奪って育てることを始める人がいて、私のモチベーションもだだ下がりした。
ここから本気で転職を考えることになった。