いつまで大企業で消耗してんの?

転職成功までのプロセス、転職エージェントの感想、30代での転職の苦労、キャリア感、大企業から脱出する心構え、その他諸々について書いています。 新卒で専門商社(3年)→財閥系一部上場メーカー(9年)→ベンチャー

自分語り17 MBA取得

前に書いたように私は学部時代は心理学を専攻して、将来は劇作家になろうと考えていた。その後、コネで社会人になった。そして、転職して経験豊富な高卒軍団にパワハラを受け、病んでしまった。今後ビジネスの世界で生きていくためには、本格的にビジネスについて勉強する必要があると考え、いろんなビジネス書を読んでいた。読むだけでは満足できなくなり、実際に経営学を学びたいと考えるようになり、MBAを取得したいと思うようになった。

ちょうど故障者リスト入りして、仕事が暇になったので本気でMBAを目指すことにした。仕事で成長できないぶん、自分で勉強して経験をアドバンテージに私を苦しめてきた、高卒パワハラ軍団に対抗するために論理で経験不足を補いたいという気持ちもあった。

MBAと言うと海外留学というイメージがあるが、国内の有数な大学がMBAコースを持っている。夜間で取得できるので、会社で働きながら取得することができる。私はこの道を選んだ。

2011年から独学で勉強を始めた。2012年の入試は試験が準備が間に合わず受からなかった。2012年は1年近く勉強して試験に臨んである大学の大学院に合格することができた。2013年に入学して、2015年に修了した。

大学院の入試に受かった時、直属の上司に許可をもらった。ほとんど残業がなかったので、仕事が終わった後すぐに会社に出て、大学院の講義を受けた。平日の6時過ぎから2コマ講義をとって、9時半くらいに終わる。終わってから、グループワークがあれば、近くのファミレスで食事をしながらクラスメイトと議論する。土曜日は朝から夜まで講義を受ける。日曜日は1日中課題に費やす。こんな生活を送るようになった。

講義と課題でハードな日々だったけど、自分で選んだ道だし、勉強するのが楽しくて全く苦に感じなかった。

大学院の1年目で単位を取りきって、2年目は修士論文の執筆がメインだった。ただひたすら自分の設定した仮説を検証する作業が続いた。こちらは強制されない分、自分で目標を決めて、PDCAを回すので自己管理が大事だった。なんとか書き上げた論文で経営学修士を取得して、MBAホルダーとなった。

MBAを取得してよかったことは、徹底的に理論を学ぶことができたこと、ケーススタディなどでロジカルに考える訓練を積んだこと、論文の執筆を通して仮説設定・検証能力を身につけることができたこと、たくさん英語の論文を読んだことで英語が上達したこと、同級生との人的ネットワークができたこと、などなど。

大学院を修了してから感じるのは、同級生とのネットワークの凄さだ。MBAに来るような人は、大手企業に勤めていて、その中でも実力があって、向上心の強い人たちで、いわゆるAクラスの人材が集まっている。その人たちと議論するだけで、勉強になるし、修了後は友達として一生付き合っていける。ゼミのメンバーで集まったりしたら、みんな大企業のエリートで、かつMBAホルダーであり、こんな集まりは滅多にないと思う。

というわけで、私のような状況に置かれた人はぜひMBAを目指すといいと思う。

MBA2年目の時に時間の余裕もできて、MBAで学んだことを実務に活かしたいと思い、第一回の転職活動期に入った。