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いつまで大企業で消耗してんの?

転職成功までのプロセス、転職エージェントの感想、30代での転職の苦労、キャリア感、大企業から脱出する心構え、その他諸々について書いています。 新卒で専門商社(3年)→財閥系一部上場メーカー(9年)→ベンチャー

プルーフ・オブ・ヘブン 脳神経外科医が見た死後の世界

プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界

プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界

 

 

臨死体験の研究第2弾。
これは世界的に有名な脳神経外科医が自分が経験した臨死体験をもとに死後の世界を考察した本。

脳神経外科医である筆者は自分の患者が死ぬ間際に、死に別れたはずの家族に会ったり、神秘的な体験をしたという話をよく聞いていた。それに対して、患者は嘘はついていないだろうけど、その体験は患者の脳が死ぬ間際という極限状態で生み出した幻想だと考えていた。

しかし、自分が脳髄膜炎にかかり7日間意識不明の重体となる。その時に臨死体験をする。筆者が体験した臨死体験は、時間と空間の概念がない世界で、圧倒的な神のような存在を感じる。初めてあう美しい女性がその世界を案内してくれる。
そこでは言語以外のコミュニケーションで、疑問に対して答えが返ってくる。

などなど。

7日後意識を取り戻して、死にかけていた期間に旅した世界をメモする。

本を読んでて思ったのは、死後の世界が日本人の体験談に酷似していること。

・案内人がいる。それは死別した肉親とか親戚
・くらいトンネルのようなところを抜けると眩い光の世界に出る
・光にふれると多幸感に包まれる
・時間と空間の概念がない
・体の概念もない
・光は神のような存在で自分はその一部として現在の世界にいる
などなど

筆者も自分が体験した世界をメモした後に、世界中の臨死体験を集めて共通性に驚く。

また、自分の脳の状態を調べて、知覚を司る部分が全く機能していないことを確認する。ここが機能していないということは幻想を作り出すこともできないので、死後の世界は脳が作り出しているという仮説の反証になる。脳が機能していないのであれば魂が感じ取っていたとしか感じられない。

筆者が最後まで気になっていたのは、臨死時の世界を案内してくれた美しい女性が誰なのか。世の中の臨死体験では、先に死んだ肉親が案内してくれるのだが、自分はその美しい女性を知らない。

実は筆者は養子であり、生物学的な両親の間に生まれた兄弟がいることがわかる。妹のうちの1人は若くして死んでいて、臨死体験後に妹の写真を別の兄弟からもらう。その写真を見て、その顔も知らなかった妹が臨死体験中に案内してくれた美しい女性だったことに気がつく。

最後の妹のくだりは鳥肌がたった。

人間の魂や精神はどこにあるか?という話題は心理学でもロボット工学でも話題になる。大抵、それは脳のどこかにあるんじゃないかと考えらえている。しかし、この本を読んでいると脳ではないどこかに魂があるのではないかと感じてしまう。というかきっとあるんだと思う。そして、魂は何かの目的を持ってこの世界に生まれてきた。

この筆者は愛について語っているけどそうかもしれない。

偶然だけど同時並行で読んでいるAIの話でもこの魂はどこに宿るのかが議論になる。ディープラーニングで人と同じような認知が機械でできるようになりつつある。このまま機械が人間の脳と同じレベルに達して、自由意志を持ち出すと、それはロボットに意思が生まれたということになるのか、どうなのか。って議論。脳に魂があるという前提であれば、脳を再現した機械に魂が宿る可能性はある。しかし、本当にそうなのか。

臨死体験の本を読むと、魂はあるんじゃないかって仮説が正しい感じがする。これから携わるであろうAIやロボットの世界と、趣味で勉強している臨死体験や死んだ後の世界、この2つが意図せず繋がってきた。運命的なものを感じる。