大企業時代の思考パターンが抜けない
今のベンチャーに入って、定期的に社長に仕事の進捗をレポートしている。プレッシャーがかかるミーティングなんだけど、自分のやりたいことにGOをもらえるかもしれないチャンスだったりする。
社長に報告するのでずっとどんなことを報告しようかと考えて生活している。この3連休も頭のどこかで考えてたし、今日の朝はプレゼンをしている夢を見た。
で色々考えてるうちに、社長がどう言うことを言えば喜ぶかとか、どう言うことを言ったらスマートだと思われるか、なんてことを考えていることに気づいた。
これは過去の大企業で身についた悪い癖だ。こんなことを言ったら誰かに批判されるとか、上司はこう言うことを求めているから、こう言う方向に話を持っていこう、なんて考え。大企業では、こう言う上司に気に入られて、周りに反発されない進め方ができる人が評価されてたので、自分もそうなろうと必死に考えてた。
しかし、これはチャレンジしなくても倒産の危機がない大企業のサラリーマンの考え方。私が考えなければいけないのは、ベンチャーの新規事業のことで、これがうまくいかなければ会社の未来がなくなる。私が考えるのは社長のご機嫌をとる無難なプレゼンではなくて、馬鹿だと思われてもいいから、本気で考えたビジネスプランだ。
本気になれるビジネスプランとは、何より自分の魂が燃えることだ。これがあれば俺は絶対にお金を払う、ハッピーになれると言うプロダクトやサービスだ。本当にそれ売れるか?とか聞かれても、そんなのわかる奴はいないし、99%の新規事業は失敗するんだから、そんなのはよくわからない。荒くても、未熟でも、これに人生をかけたいと言う提案をすべきだ。
なんてことを思った。
もう安定した大企業の社員という身分は捨てたんだから、これ以上失うものはない。