いつまで大企業で消耗してんの?

転職成功までのプロセス、転職エージェントの感想、30代での転職の苦労、キャリア感、大企業から脱出する心構え、その他諸々について書いています。 新卒で専門商社(3年)→財閥系一部上場メーカー(9年)→ベンチャー

Hot Pepperミラクル・ストーリー リクルート式「楽しい事業」のつくり方

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

読みました。今の会社では、イントレプレナーとして、新規事業をやる新しい会社を作ろうと言う野望を持っている。という訳でイントレプレナーとして成功した人の体験談を知りたいと思って読んでみた。

リクルートの「念仏」っていう営業戦略は経営学の本で読んだことがある。新規の受注を獲得するための行動をブレイクダウンして、行動に落とし込む。例えば1日1件新規受注を獲得する目標を立てたとして、成約率が5%だとしたら、一日20件お客さんに訪問すればいい。それを営業に念仏として唱えさせる。1日20件訪問とか。本当はもっといろんな要素があるんだけど、それは↓に詳しく書いてあるから読んでみて。
hase0831.hatenablog.jp

ただロジカルな経営戦略を立てるだけじゃなくて、事業戦略に感動とかパッションを求めるのがリクルートっぽくて良かった。私もこういう熱い仕事がしたくて転職したので、ぜひ自分の熱量で会社を動かしたいと思う。

最近よく思うのは、人は結局ストーリーで動くんだということ。心が燃えるストーリーがなく仕事をすると、私がなりたくなかったお金だけもらって上のいいなりになる仕事のできないおじさんになってしまう。この私の考えを改めて思い出したのが、↓の一文。リーダーとはなんぞやという文脈で書かれている。

リーダーとは物語を語る人だ。その物語は「この事業は何か?何を実現したいのか?」からはじまって、「実現した時の世の中、この組織、個人の姿」「その実現にむけて、一人ひとりの役割とチームの役割」そして「一人ひとりの仕事とその人の人間的成長」までがシンプルにつながっていく物語を語る。

あとこの本では、頭でっかちの企画ばかりして現場を知らない「企画坊や」を批判している。MBAホルダーで企画とか戦略大好きな私も、ともすれば「企画坊や」になってしまうので、現場やお客さんをよく知ってその上で事業を作りたい。「企画坊や」ではなく、頭も足も使う経営者になろう。